2016年08月17日

渡辺徹の体験した怖い話「電話の怪談」

渡辺徹さんが実際に体験したという怖い話。

渡辺さんが大人になり芸能界に入ってから、付き人(役者になりたい人)が付いた。

付き人は大阪出身で、とても良い人。

車の運転も、その付き人がしていた。

あるとき、その付き人が運転をしながら渡辺さんに相談してきたという。

「徹さん、ちょっといいですか?」

「おう、なんだ?どうした?」

「あのですね。大阪の友達が、お前女と暮らしているのか?と聞いてくるんです。」

「え?お前、付き合っている人いるのか?」

「いいえ、いません。家の電話を留守番電話にしているんですけど、お前の所に電話すると女が出るぞ、と友達に言われるんです。 それが、一人じゃないんです。友達何人もが同じこと言うんです。気色悪いですわ。」

それを聞いた渡辺さんは、今すぐここからかけてみようじゃないか、と提案する。

当時はまだ携帯電話がない時代だったので、車についている電話でかけてみた。

渡辺さんは、イタズラ心が芽生えてしまい付き人を驚かせてやろうと思ってしまった。

何度かコールが鳴り、留守番電話に繋がった。

そして、渡辺さんは付き人を驚かせるための芝居を打った。

「・・・おい、こら。お前は誰だ?そこで何やってんだ?」

すると、付き人は運転しながら焦り出した。

「うわ、うそ?徹さん、マジッすか?」

まんまと引っかかりやがって、と渡辺さんは内心ほくそ笑んでいた。

もうちょっと引っ張ってやろうと思って、渡辺さんは演技を続けた。

すると、「カチャ」と音がして、本当に誰かが電話に出た・・・

「もしもし・・・」

女の声だった。

その女はずっとすすり泣いていた。

渡辺さんは、驚きのあまり電話を切ってしまった。

真相を確かめるため、すぐに付き人の住むアパートに向かうことになった。

到着してみると、古い木造のアパートだった。

その2階に付き人は住んでいた。

すぐに部屋の中に入る。

室内は当然真っ暗だった。

中には何もなかった。

だが、耳を澄ますと女のすすり泣くような声が聞こえる。

どうやら、押入れから聞こえてくる。

渡辺さんは、躊躇せずに土足のまま押入れまで行き、戸を開けた。

押入れの中には、女の顔があった。

電気をつけてみると、女の顔はマネキンだった。

「なんだこれは?」

付き人に聞いた。

すると、付き人は答える。

「実は前住んでいたところで、夜中に酔っぱらって歩いていたら、ゴミ置き場にこの首だけが置いてあったんです。酔っぱらっていたから、なぜかわからないけど持ち帰ってきました。」

という。

渡辺さんは、これには何かあると思い、そのマネキンをすぐに捨てさせたという。

その後、その部屋で女の人が電話に出ることはなくなったそうだ。

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posted by 管理人 at 00:39 | 男性俳優