2016年08月17日

島田秀平の怖い話「マラソン大会の怪談」

島田秀平さんの語る怖い話です。

あるところに、運動が苦手な太った男の子がいた。

運動が苦手なため、体育もあまりやる気が起きなかった。

スポーツは最後までやりきることはない、男の子だった。

男の子はそんな自分を変えようと思っていた。

そんなとき、学校でマラソン大会が開かれた。

男の子は、「今回は、頑張ろう。完走するぞ!」と決意する。

毎日練習して、大会当日を迎える。

いくら練習したとはいえ、みんなのペースには着いていけずに、男の子以外は皆ゴールしてしまった。

でも、クラスのみんなも、頑張ろうとするその男の子を応援した。

ゴールの前で、みんなが「頑張れー」と応援した。

その甲斐あって、男の子はなんとかゴールできた。

クラスのみんなは歓喜した。

だが、無理しすぎてしまったのか、男の子はそのすぐ後に亡くなってしまった。

そして。

男の子のお母さんは、悲しい思いで男の子の写真を見ていた。

順順に見ていき、マランソン大会の写真になった。

「これが原因か分からないけど、あの子が最後に変わろうとして頑張った写真。」

そう思って写真を見ていたのだが、途中であり得ない写真があることに気が付いた。

それは男の子が、ゴールする瞬間の写真だった。

その写真、男の子がゴールする瞬間、周りで応援するクラスメイトの手がみんな一斉に閉じていたのだ。

まるで、合掌するみたいに。

しかも、全員がそのタイミングだけ瞬きをして、目を閉じていた。

全員が一斉に、お祈りをしているような写真になっていたのだ。

それは、男の子がこの後に亡くなることが分っているかのような写真だった・・・・

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posted by 管理人 at 21:11 | お笑い芸人