たけしさんがロサンゼルスに行ったときのこと。
LAでは一番高級なホテルに泊まった。
ジェフさんという方が、部屋の手配をしてくれたのだが、ジェフさんが気を使ってくれてたけしさんに一番良い部屋を用意してくれた。
部屋に入ってみると、少し違和感を覚えた。
まず、その部屋だけ壁が塗り替えられているのだ。
「変だな」と思いながらも、気にしないようにした。
その部屋は、ベッドルームとリビングルームが分かれているのだが、たけしさんがリビングに座っているとだんだんと苦しくなってきた。
そのときは、飛行機に乗って長旅をしてきたのだから、体が疲れているのだと思った。
疲れているのならと、ベッドで横になると、グワングワンと変な音がし始めた。
そして、突然の金縛りに襲われる。
酒飲めば寝られるかと思い、酒を飲んだが眠れない。
そこには異常な重苦しさがあった。
「これは、疲れじゃなくて部屋がおかしいのかもしれない」と思い、ヤギさんという方に頼んで部屋を交換してもらった。(ヤギさんというのは、以前はマネージャーで現在はオフィス北野専務取締役の八木茂三だと思われます)
夜中になると、ヤギさんはたけしさんの部屋に飛んできた。
ドアを叩きながら「開けてください。」と。
たけしさんが部屋に入れると、ヤギさんは「あの部屋ダメです。とてもじゃないけど、長くは居られない」と言うのだ。
たけしさんが、「なんだこのホテル?」と考えた末にたどり着いた答えが、どうやらそのホテルはジョン・ベルーシが亡くなったホテルだったそうだ。(ジョンベルーシとは、アメリカの俳優、コメディアン、ミュージシャン。1982年にロサンゼルスの高級ホテル内にて死亡している)
あのおかしな部屋こそが、ジョンベルーシの亡くなった部屋ではないかとたけしさんは考えているのだそう。